不登校に睡眠障害が関連していることが、文部科学省の「中高生を中心とした子どもの生活習慣が心身へ与える影響等に関する検討委員会」の会合で発表された。
熊本大学名誉教授の三池輝久委員によると、不登校の背景や引き金となるストレスには、慢性的睡眠障害と脳のいらつき、睡眠短縮として作用する受験勉強やゲーム・携帯電
話・パソコン使用、人間関係のトラブルがあるという。これらが睡眠障害や学習記憶機能障害を引き起こすと指摘した。
また、青森県三戸町教育委員会は、町内の小学5年生から中学3年生の睡眠時間を調査。全国平均と比較して睡眠時間が短いことがわかり、2 0 0 9 年度から生活リズム講演会や、自らの睡眠パターンを記録する睡眠ログの活用を実施した。その結果、0 9 年度の不登校率は6 . 5 7 % だったのが、1 3 年度には2.36%まで下がったことがわかった。
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