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2014年11月20日

慣用句苦手な10代 「世間ずれ」誤用8割超

文化庁がまとめた2 013 年度の「国語に関する世論調査」で、「世間ずれ」「煮詰まる」などの慣用句を半数以上が誤用しており、若い世代ほど誤って使う傾向があることがわかった。
調査は今年3月、全国の16 歳以上の男女約2,0 0 0人から回答を得た。

10 代( 16 ~19 歳)をみると、「世間ずれ」は、本来の意味とされる「世間を渡ってずる賢くなっている」を選択した割合は4 . 9 % にとどまり、8 5. 4%が「世の中の考えから外れて
いる」を選択。
本来「ずれ」は「摺れる」の意味だったのが、「ずれる(=外れる)」を連想する人が多くなったとみられる。

「煮詰まる」は、本来の意味「(議論や意見が十分に出尽くして)結論の出る状態になること」の割合は2 8 . 0 %で、5 7. 3 %が「(議論が行き詰まってしまって)結論が出せない状態
になること」を選択した。

正しく理解している人を年代別にみると、「世間ずれ」は70 歳以上が5 4 . 2 %、「煮詰まる」は6 0 代が70 . 0 %で、年代が上がるほど高くなる傾向がみられた。

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