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2014年10月2日

学力テストの結果 「底上」進む

 4月に実施された、全国学力テストの結果が発表された。公立校の都道府県別の平均正答率では、全国平均と下位3県の差が8教科中7教科で縮まり、文部科学省では「底上げ」が進んだと見ている。
 小学校では、全国平均と最下位の正答率の差が、全教科で初めて3.2ポイント内に収まった 。中学校でも、国語B以外の教科で差が縮小。無解答率が20%以上だった問題数も過去最少になった。
 昨年の調査で8教科中6教科が最下位だった沖縄県は、中学国語Bは昨年と同じだったものの、それ以外の教科で、全国 平均との差が改善された。昨年、平均より3.9ポイント低かった小6算数Aは、今回は平均を2.8ポイント上回り 、6位に躍進した 。また、小6国語Aで前回最下位だった静岡県は、全国平均との差が4.9ポイント縮むなど、全教科で改善された。
 一方、毎回優秀な成績を収めている秋田県は、平均正答率は全教科で全国平均より4ポイント以 上高かった。しかし、小学校が昨年に続いて全4教科で全国トップだったのに対し、中学校では国語Aが1位だったほかは、福井に次ぐ2位だった。

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