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2014年9月8日

「達成度テスト」導入 2021年にも開始

 中央教育審議会の高大接続特別部会が開かれ、現在の大学入試センター試験に替わって導入を検討している「達成度テスト(発展レベル)」(仮称)の答申素案が示された。
 素案では、当面は年2回実施が適当とし、早ければ2021年春に大学に入学する生徒を対象にした入試から導入を目指す。対象になるのは、主に現在の小学6年生ということになる。
 発展レベル試験は、大学教育を受けるために必要な「主体的に考える力」の把握が目的で、基礎的知識だけでなく活用力の測定を重視。試験科目は、従来の教科の枠にとらわれない「総合型」や、複数教科を融合した「合科目型」を検討するとしている。しかし、導入当初は、従来の「教科型」をもとに「総合型」や「合科目型」を加え、その後、拡大していく段階的導入を提案。また、可能な限り簡素な科目構成が望ましいとしている。今後、記述式やパソコンを使った方式「C B T 」についても検討を進める。