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2022年3月9日

埼玉県がヤングケアラーの ハンドブック作成

埼玉県は、ヤングケアラー支援のため、中高生を対象にヤングケアラーの理解促進のためのハンドブック、「ヤングケアラーってなに?」を作成した。
ヤングケアラーとは、本来大人がするような家事や家族の世話などを、日常的に行っている18 歳未満の子ども。県が2020 年度に高校2年生を対象に行った実 態 調 査では、回 答 者の 4.1%(約 25人に1人)の生徒がヤングケアラーであることがわかった。さらに、回答者のうち約 75%は、高校生になる前にケアを始めていた。ヤングケアラーがケアに使っている時間は、平日では1時間未満が最多だったが、4人に1人は2時間以上ケアをしていた。
また、文部科学省の中学校2年生と高校2年生を対象にした調査では、ヤングケアラーと自覚している子どもは約2%。ヤングケアラーという言葉を「聞いたことはない」と回答したのは8割を超えていた。
冊子では、実態調査の結果やヤングケアラーのケアの内容を説明。電話やSNSでの相談先も紹介している。小学校編と中学生編、高校生編があり、県内の学校に配布されるほか、ホームページでダウンロードできる

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