2022年2月9日
英語のデジタル教科書 全小中学校に提供
文部科学省は 2022 年度、全国の小学校5、6年生と中学生を対象に、英語のデジタル教科書を無料配信し、デジタル教科書の実証実験を始める。24 年度の本格導入に向け、実証を通じ、デジタルと紙の教科書を併用し、それぞれの役割分担や導入効果を検証。さらに、希望する学校の一部には、ほかの教科からも1教科分を提供する。
コロナ禍を背景に、1人1台のタブレット配布は一気に普及し、9割以上の自治体で導入が済んだ。しかし、学習面で端末を使いこなしている例は少なく、教材が依然として紙で配られるなど、ソフト面での充実が課題となっていた。
文科省は 21 年度、導入に向けた実証事業として、小学校5年生から中学校3 年生を対象に、使用を希望した全国の4割の学校に任意の1教科分のデジタル教科書と、動画などが流れる付属のデジタル教材を無償で配布。22 年度からは、同じ学年の国公私立の全小中学校などを対象に提供する。
英語のデジタル教科書には音声機能が含まれ、リスニング能力の向上にどう役立つかについても効果をみる。算数・数学、理科では、図形や実験、観察を動画で学ぶことの効果を検証する。
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