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2022年1月5日

大阪市、「不登校特例校」 開校を検討

大阪市教育委員会は、市内に住む不登校の中学生を対象にした「不登校特例校」を、2024 年春に開校することを検討している。さらに、高齢者や外国人らが通う市立夜間中学(夜間学級)を併設することも計画。同世代とのコミュニケーションに悩む中学生が、世代や出身国を超えて交流することで、社会性を育むことにつなげるねらいがある。
特例校は文部科学省の指定を受け、不登校の児童・生徒に配慮した教育課程を編成することができる。現在、8都道府県に17 校(公立8校、私立9校)あり、大阪府内では初めてとなる。
大阪市では、市立中学校の不登校の生徒は2021 年3月現在で3,306 人。全生徒数に占める割合が6.48%と全国平均の4.09%を大きく上回る。今年度までに3か所の「教育支援センター」を設置し、不登校の生徒の学習支援や、心理カウンセラーによる面談などを続けているが、さらに対策を進めるため、特例校の設置を検討している。

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