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2021年9月29日

リラックス方法知らない 小中学生が増加

長期にわたる新型コロナウイルス感染症の影響による小中学生の心理的ストレスを、継続的に調査している兵庫県教育委員会は、通算4回目となるアンケート結果を公表した。調査は今年5月、前回(1~2月)の調査時に小学校5年生、中学校2年生だった児童・生徒を対象に、前回調査と同じ質問項目で実施。記名式で計82 校約2,600 人から回答を得て、調査結果を比較した。
「むしゃくしゃしたり、いらいらしたり、かっとしたりする」の問いでは、「ない」と答えた割合は小学生が49.6%(前回比0.7 ポイント増)、中学生が53.1%(同1.7 ポイント増)と微増。「ひじょうにある(ほぼ毎日)」と回答した割合は、小学生が7.0%(同0.8 ポイント減)、中学生が3.6%(同0.8 ポイント減)とやや減少した。
一方、「自分の気持ちがリラックスする方法を知っていて、実際にやっている」の問いでは、「あてはまらない」と回答した小学生が25.2%(同6.4 ポイント増)、中学生が13.2%(同2.5 ポイント増)と増加。「困ったことがあったとき、人に助けを求める」でも、小学生では肯定的な回答をした割合がやや減少し、否定的な回答がやや増加した。
県教育委員会は、子どもたちが学校や家庭でいつでも気軽に実施できるよう、「10 秒呼吸法」や「ストレッチ」などのストレス解消法動画を発信する。

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