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2021年8月25日

学校行事の中止が子どもに与えた影響

新型コロナの影響が長期化するなか、臨時休校や学校行事の中止・縮小が子どもたちの非認知能力などに与えた影響について、日本財団と三菱UFJリサーチ&コンサルティングが調査した。調査は今
年3月、小学生から高校生の子どもがいる保護者4,000 人から回答を得た。
非認知能力は、「自分自身に自信を持てていた」「思ったことを言葉に出して表現できていた」「難しいことでも前向きに取り組めていた」「勉強に対して集中できていた」を項目として調べた。
全体としては、小学生は学校行事が中止・縮小された場合の非認知能力や生活習慣などへの悪影響が大きかった。特に運動会、体育祭、競技大会や、修学旅行、移動教室が中止・縮小になった場合、悪影響が大きかった。
一方で、中高生については、学校行事が中止・縮小になった場合の非認知能力や生活習慣などに対する悪影響は小さかった。ただし、学芸会、文化祭や、高校生の修学旅行、移動教室は、悪影響が大きいことがわかった。
このような結果から、学校行事が低年齢児の非認知能力・生活習慣などを涵養する場になっている可能性が示唆されているとして、学校内外で失われた機会をカバーする努力が求められている、としている。

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