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2021年5月12日

学力調査のCBT化今秋試行・検証を実施

GIGA スクール構想やPISA などの国際的な学力調査のCBT(コンピューターなどを使用した調査:ComputerBased Testing)化の検討が進んでいる。文部科学省の「全国的な学力調査のCBT 化検討ワーキンググループ」の第8 回会合がオンラインで開催され、試行・検討案が明らかになった。
検討案では、同ワーキンググループの昨年8月の中間まとめ「論点整理」を踏まえ、今年10~11 月、小・中学校それぞれ約50 校の小学校6 年生と中学校3 年生の児童生徒、約10,000 人を対象に実施。主な検証事項は、ネットワーク・システム、実施体制、問題内容の3 点。
ネットワーク・システムの検証では、各学校のネットワーク接続形式やネットワーク環境が異なることから、学校から直接インターネットへ接続する形式とセンターなどに集約して接続する形式の2 つのパターンで通信負荷をかけ、ネットワークや機器に関する詳細な測定を実施。また、調査実施時のCBTシステム「学びの保障オンライン学習システム(MEXCBT)」を利用したときのサーバーの負荷状況も測定する。
問題の検証では、さまざまな問題表示形式などを使用し、問題への解答などの違いを検証。子どもたちのキーボード操作などによる文字入力能力と解答状況と組み合わせて分析する。

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