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2021年4月28日

茨城県内の全公立小学校5、6年生で教科担任制

茨城県教育委員会は、県内すべての公立小学校469 校の5、6年生を対象に、4月から教科担任制を導入することを決めた。
教科担任制については、中央教育審議会が、2022 年度から本格導入することを提言した。これに先駆け、茨城県は11 年度から一部で導入を開始しているが、県内すべての公立小学校で導入するのは、全国初とみられる。
実施にあたっては、新たな教員を増やすことはせず、既存の少人数指導などによる加配の枠を活用。拠点校に専科教員を配置し、近隣校に派遣することを想定している。
中学校数学の免許を持つ教員が算数を担当するほか、理科や英語でそれぞれの中学校の該当する免許を持っている教員が専科指導にあたり、週20 コマ程度を受け持つ。また、一部の小学校では、国語や社会、音楽、体育などでも教科担任制を実施する予定だという。
県教育委員会は、教科担任性によって子どもの興味・関心を引き出す授業ができたり、中学校の学習との系統性を意識して、つまずきに対応したりできるなどのメリットをあげている。また、子どもたちのさまざまな面にも気づくことになると、期待している。

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