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2021年3月17日

コロナ禍のストレス保護者と子ども、認識に差

兵庫県教育委員会は、県内の小学生から高校生を対象に、第2回新型コロナウイルス感染症の影響に関する心のケアアンケートを実施。心理
的ストレスを抱えている子どもの割合は、7月に実施した第1回と比べて大きな変化はみられなかったが、新たに実施した保護者対象の調査で、保護者と子どもとの間に認識の差がみられた。
「むしゃくしゃしたり、いらいらしたり、かっとしたりすることがあるか」という質問で、「ひじょうにある(ほぼ毎日)」「かなりある(3~5日)」と回答した子どもの割合は、小学校低学年21.6%、高学年20.6%、中学校15.9%だった。一方、保護者の割合は、小学校低学年10.6%、高学年12.0%、中学校10.0%だった。
ゲーム・SNS・動画など、ネットを使っている1日当たりの時間が3時間以上であると回答した子どもの割合が、小学校高学年は22.6%、中学校32.3%。これに対し保護者は、小学校高学年が17.7%、中学校26.3%と認識に差があった。
また、「心とからだのストレスについて」の質問5項目を、ない(0)、少しある(1)、かなりある(2)、ひじょうにある(3)をポイント化して集計。「0」ポイントの子どもは、小学校低学年が21.0%、高学年24.2%、中学校23.1%に対し、保護者は、小学校低学年41.9%、高学年37.9%、中学校38.4%と、子どもと比べ高くなっている。
今回の調査では、子どもたちは保護者が認識しているより、ストレスを感じている現状が浮かび上がった。

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