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2020年4月1日

「岡崎版GIGAスクール構想」 1人1台「Myタブレット」

 昨年12 月、文部科学省は2023 年度までに高速大容量の校内通信ネットワークの整備と、児童生徒に1人1台端末の整備を目指す
「GIGAスクール構想」を公表。サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムにより、
経済発展と社会的課題の解決を両立する人間中心の社会、Society 5.0 時代を生きる子どもたちに、スタンダードな学校像として全国一律
のICT 環境整備を行うとした。それに伴い、各自治体は、23 年度までに全学年で1人1台環境を達成させることが求められている。

 こうした国の「GIGAスクール構想」を受け、愛知県岡崎市は、これまで蓄積してきたICT 教育の実践ノウハウを生かし、さらに教育の
質を高める機会として捉え、独自の「岡崎版GIGAスクール構想」を策定した。

 「岡崎版GIGAスクール構想」では、20 年度中に市立小中学校全67 校の校内ネットワーク(有線+無線LAN)の整備を目指し、小学校
4年生から中学校卒業まで1人1台端末を「Myタブレット」として個人に貸し出し、フル活用できるようにする。既有の包括ライセンス
Office365(ワード・パワポ等)を利用し、1人1アカウントを付与し、「Myタブレット」を軸として、一斉授業からの脱却と学習者主体
の授業への転換、家庭学習との連携を図る。

 また、教職員用には2,500 台のiPadを整備し、高速ビジネスプリンタの導入やICT 支援員の増員、eラーニングによる研修やクラウドを
活用した協働的な業務を進め、ICTを活用した教職員の働き方改革である「Okazakiスマートワーク」と連携させて、業務の円滑化を図るという。

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