2019年12月25日
家族との会話が多い子 正答率が高い傾向
東京都教育委員会は2003 年度から、都独自の「児童・生徒の学力向上を図るための調査」を実施。小学校5年生は4教科、中学校2年生は
5教科に関する学力調査のほか、児童・生徒の意識や生活状況を聞く質問紙調査と、教育条件の整備状況などを聞く学校質問紙調査もあわせて
実施している。
児童・生徒の質問紙調査と平均正答率の関係をみると、「家の人と、社会の出来事について話をしているか」との質問に、肯定的な回答をした
児童・生徒のほうが、すべての教科で正答率が高かった。また、その差は中2よりも小5のほうが大きかった。しかし、肯定的な回答をした児童・
生徒は減少している。また、「授業の中で目標(めあて・ねらい)が示されていると思いますか」との質問では、肯定的な回答をした児童・生徒ほど
正答率が高かったが、授業の目標の提示に関して、児童・生徒と教師とでは意識に差がみられた。
こうしたことを踏まえ、都教育委員会は、家庭での学習や生活についてまとめた保護者向けリーフレットを配布し、学校と家庭、地域との連携の
充実を図る。
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