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2019年12月11日

小中学校で「担任制」から「チーム指導」へ

 富山県南砺市教育委員会は、来年度から全市立小中学校17 校で、従来の「1学級1担任」の体制を見直し、複数の教員がチームで
学年全体を指導する「チーム指導」を導入する。あわせて、教員の時間差出勤を取り入れる。

 担任が全教科を教える小学校では、教員の経験や得意分野で個人差があることから、児童の学びに違いが生じる恐れがあるとして、
1学級1担任制を見直したという。また、各科目や特別活動をそれぞれ得意な教員が中心となって実施することで、授業の質の向上を
図るほか、若手教員がベテランから学ぶ機会につなげ、教員の負担を軽減するねらいもあるという。

 小学校では、学習指導要領が2年間で履修を示す図工や音楽などで、2学年以上で合同指導する。

 中学校では、学年に配属された教員がチームとなり、交代で朝礼やホームルームなどを担当。部活動の指導などで退勤が遅くなる
ことを踏まえ、朝礼を担当しない教員は2時間目から出勤できるようにする。

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