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2019年7月3日

家庭学習の充実にリーフレット公開

 岡山県教育委員会は中学生の学習習慣づくりの取り組みとして、リーフレット「家庭学習のスタンダード」を作成し、
家庭学習の充実を呼びかけてきた。しかし、全国学力・学習状況調査の結果などから、平日に授業外で1時間以上
学習する生徒の割合(学習塾などの時間も含む)が中学校入学後から次第に減少するという傾向が続いていたことから、
教員向けに「家庭学習指導のすすめ」を公開した。

 リーフレットでは、指導上の課題として、「宿題の成果を問われないため、取り組む価値を実感しにくい」
「提出することが目的になっている」と指摘。学校全体で組織的に取り組むことや、家庭学習は「宿題+自主学習」と
共通理解すること、授業改善を図り、家庭学習につなげることなど、改善の視点と具体的な取り組み例を示している。

 さらに、家庭学習の充実のため、家庭用配布資料として「子どもが伸びる家庭学習」を作成。
子どもの学びを支える3つのポイントをあげている。まず、「子どもを支える学習環境づくり」として、
子どもとの会話やふれあいを大切にすることや、「家庭学習のルール」を決めることなどをすすめている。

 次に「宿題と自主学習」では、宿題だけではなく、自主学習に取り組むことと、学年別に保護者の関わりの例を紹介。
最後に、「望ましい生活習慣」では、よい生活リズムの初めの一歩として、メディア(スマートフォンなど)使用時間
を15 分減らし、勉強時間を15 分増やそうと呼びかけている。

関連リンク:https://gakken-juku.com/news_parents/