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2019年6月19日

中学生の過半数 「家庭生活にとても満足」

 「家庭生活にとても満足」な中学生が増加している一方、しつけに自信があるという保護者が、年々減少していることが、
福岡県立社会教育総合センターの2018 年度「中学生の意識・行動と保護者の家庭教育に関する調査」で浮かび上がった。
調査は、1982 年、93 年、98 年、2002 年、07 年、13 年に続き7回目。
今回は、県下6中学校の中学生1,988 名とその保護者3,274 名に実施した。

 中学生に対するアンケートで「家庭生活にとても満足」は、1982 年の21% から年々増加し、今回は53%と半数を超え、
過去最高の満足度となった。保護者に対するアンケートでは、「子どもと学校生活について話すことがよくある」と
「子どもの考えや言い分をしっかりと聞く」の割合が少しずつ増えていることから、家庭でのコミュニケーションが充実
してきている状況を示していて、こうしたことが子どもの家庭での満足感につながっていると考えられる。

 一方、保護者に対する「しつけに自信がありますか」という質問に、「大いにある」「まあまあある」を合わせた割合が、
2002 年度調査の59%から回を重ねるごとに減少し、今回の調査では45%になった。それに対し、しつけについて学習する
機会は、「あまりない」「まったくない」を合わせて76%にもなり、増加傾向にある。
 また、子育てについての悩みの相談相手は、1位が配偶者、2 位が友人や同僚で、誰にも相談しないと答えた保護者も11%いた。

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