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2019年6月5日

公立中高の英語力 自治体間で大きな差

 全国の公立中学・高校の生徒の英語力を調べた2018 年度の「英語教育実施状況調査」の結果が公表された。
中学校3年生で「英検3級程度以上」の力がある生徒は、前年度より1.9 ポイント増の42.6%、高校3年生で
「英検準2級程度以上」は0.9 ポイント増の40.2%と、いずれも上昇傾向にあるものの、政府が目標とする
50%には届かなかった。

 中3で50%以上だったのは、都道府県別では、福井県が61.2% で最も高く、千葉県・徳島県(52.3%)、
東京都(51.3%)、石川県(50.0 %)。高3 では、トップの福井県(56.0 %)に、富山県(54.8 %)、
秋田県(53.3%)の3県が50%を超えた。

 中学校は政令市分も公表され、さいたま市が75.5%と突出して高く、横浜市(55.9%)、熊本市
(51.6 %)、福岡市(50.9 %)が50%を超えた。

 一方、中学校では、都道府県別で最も低い北海道の30.0%と福井県は30 ポイント以上、政令市別では、
最下位の浜松市(31.2%)とさいたま市では40 ポイント以上の開きがあり、自治体間に大きな差がでた。

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