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2019年5月1日

生徒の自主性を尊重 文化部活動の方針策定

 東京都教育委員会は、都立中学校と高校の文化部の活動について、「文化部活動の在り方
に関する方針」を策定した。休養日や活動時間は運動部の方針と同様だが、新たに学校側に
対して、生徒の自主性・自発性を尊重し、部活動への参加を義務づけたり、活動を強制しない
ことを求めている。

 都の方針は昨年12 月に文化庁が示した指針を踏まえ、休養日は少なくとも平日に1日、土日
に1日ずつは設けること。時間は平日2時間、土日や夏休みなどは3時間程度。夏休みには
長期の休養期間を設け、部活動以外の多様な活動を促すとしている。

 また、生徒のニーズやレベルに応じ、季節ごとに異なる活動を行う部や、レクリエーション
志向の活動など、生徒が楽しく芸術文化などに親しめる文化部を設置するよう努力すること。
単一の学校では特定の分野の文化部を設けることができない場合は、複数校の生徒が拠点校
で活動する合同部活動などの取り組み、学校と地域が連携した芸術文化活動の環境整備など
を推進している。

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