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2019年4月17日

入試の英語の民間資格 導入賛成は半数弱

 2021 年から導入される大学入学共通テストで、英語について民間資格を導入する大学と
導入を見送る大学とに対応が分かれているが、日本財団の「18 歳意識調査」では、導入に
「賛成」46.0%、「反対」26.1%という結果で、賛成は半数弱にとどまった。調査は18 年
12 月、17~19 歳の男女各400 人、計800 人に実施。
 賛成の理由としては、これからのグローバル化社会に向けて英語力が必要という意見が
多く、「就職に役立つ」という意見もあった。一方、反対の意見としては、金銭面で負担が
増えることにより格差が拡大するなど、公平性に欠けるという意見が目立った。また、
「その他」の意見としては、「統一するより大学によって変えたほうが良い」や「導入するか
否かは揃えるべき」など、さまざまな意見がみられた。
 国語と数学で初めて記述式が導入されることについては、「賛成」43.4%、「反対」31.6%。
賛成の意見では、記述式のほうがマークシート方式より「本当に理解しているかがわかる」
「学力向上につながる」など。反対の理由では、「採点基準があいまいになる」「導入前と
違う指標で見るから不公平」などの意見があがった。

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