2019年2月13日
英語のスピーキングテスト 中3全員を対象
東京都立高校の入試で、英語の「話す」力を測るスピーキングテストの導入を検討してきた
東京都教育委員会の検討委員会は、都内の公立中学校の3年生全員を対象に試験を行うことを
柱とする報告の概要をまとめた。
テストは、高校入試の出願前に同じ日程で生徒1人に1回だけ実施することを想定。問題は
都教育委員会が監修して開発した問題を使い、レベル分けせずに統一する。試験方法は、
タブレット端末などを使って音声を録音する方法を取る方針で、実施は外部の試験を利用する
形式で、中学校や高校は採点しない。中3全員を対象とする理由については、都立高校の
入学選抜だけでなく、中学生のスピーキング力を上げることにつなげて力を測りたいという。
都教育委員会は昨年8~9月、日本英語検定協会に委託して、都内の公立中学校8校に在籍
する中学校3年生1,035 人を対象に、タブレットを使った試験と、面接型の試験の両方を試行。
調査結果をふまえ、テストの方法や実施方法を今年度中にまとめる。テストの結果を高校入試で
どう使うかはまだ決まっていないが、2019年度にプレテストを行い、20 年度の中3から実施を
開始する。
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