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2019年1月16日

文化部も平日2時間 ガイドライン案提示

 文化庁は、中学校と高校の文化部活動について、1日の活動時間を平日2時間、休日3時間
程度、休養日は週2日以上とするガイドライン(指針)の素案をまとめ、有識者会議に提示した。
年内にも正式決定して、全国の教育委員会などに通知する予定。
 素案は、スポーツ庁が3月に通知した運動部の指針とほぼ同じ内容。文化庁は文化部について
異なる基準を設けることも検討したが、2つの基準があると学校現場が混乱しかねないとして、
運動部とそろえることにした。
 文化庁が8~9月に実施した中高の文化部活動についての調査では、平日毎日活動している
文化部は約3割だったが、マーチング・バンドや郷土芸能、吹奏楽は6割前後。土曜に活動して
いるのは約4割。そのうち、5時間以上の活動はマーチング・バンド(66.6%)、吹奏楽
(48.1 %)、演劇(15.3 %)、美術・工芸(9.7%)などで、マーチング・バンド、吹奏楽の
割合が目立った。
 会議では、「吹奏楽部で年に1回の定期演奏会の前に、この指針を守るのは現実的ではない」と、
例外の設定を要望する意見もでた。一方、「現場で指針が守られるように強制力をもたせるべきだ」
などの意見もでた。

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