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2018年12月12日

「日本語を大切に…」減少 国語の世論調査

 文化庁が実施している2017 年度の「国語に関する世論調査」の結果、「日本語を
大切にしているか」という質問で、「大切にしている」と回答した人の割合は64.9%。
01 年度調査から15 年度調査にかけて増加傾向にあったのが、今回調査では15 年度
調査より13.6 ポイント減少した。一方、「どちらとも言えない」は26.8% で、15 年度
調査より10.8 ポイント増加した。
 国語に関する世論調査は、国語への意識や理解の現状について調査し、施策に生かすため
1995 年度から実施。2017 年度調査は、今年3月、16 歳以上の男女3,579 人を対象とし、
2,022 人から回答を得た。
 新しい表現や、慣用句などの意味・言い方で、聞いたこと、使ったことがある言い方かを
尋ねた質問では、「ガチで勝負する」を、16 ~19 歳の77.1%が「使うことがある」と回答。
「聞いたことがない」は4.8% だった。「使うことがある」は、20 代の78.9% をピークに
年代が上がるにしたがって低くなる傾向がみられ、50 代以上で「聞いたことはあるが使う
ことはない」が高くなっている。
 同様の傾向は、「上から目線の言い方をされた」「彼とはタメ口で話をする」「自分の
立ち位置を確認する」などでもみられた。

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