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2018年11月28日

運動する子ほど 達成意欲が強い!?

 日常的に運動する子どもほど、なんでも最後までやりとげたいと思う気持ちが強い傾向に
ある―。スポーツ庁が、2017 年度の「体力・運動能力調査」の結果から、12 ~19 歳について
達成意欲と運動習慣、体力・運動能力との関係を分析したところ、そのような結果が出た。
 「達成意欲(なんでも最後までやりとげたいと思う)」という質問に対する15 歳の回答状況を
みると、ほとんど毎日(週に3日以上)運動している男子の46.7 %、女子の49.9 % が
「とてもそう思う」と回答。「まったく思わない」は男女とも0.2%だった。一方、運動を
しない子どもでは、「とてもそう思う」と回答したのは男子23.1%、女子21.1%と低く、
「まったく思わない」は男子3.0%、女子3.5%にのぼった。
 また、体力との関係では、「とてもそう思う」と回答した男子の新体力テストの合計点は
52.8 点、女子は53.1 点。「あまり+まったく思わない」と回答した男子は46.7 点、女子は
45.0 点で、達成意欲を強くもつ子どもほど体力合計点が高かった。
 調査は17 年5~7月、全国の小・中・高校生らを対象に実施。握力、上体起こし、50m走
など8項目の実技テストと、日常的な運動状況をアンケート調査した。
 実技テストの合計点は、前回の16 年度調査と比べほぼ横ばい、または向上傾向にあるものの、
水準の高かった昭和60(1985)年頃と比べると、中学男子および高校男子の50m走以外は
依然低い水準になっている。なかでも、男女のソフトボール投げと高校男子の握力は
低下傾向にある。

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