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2018年8月15日

中学生に、ジオパーク 学習ハンドブック作成

和歌山県や紀南の9市町村などでつくる「南紀熊野ジオパーク推進協議会」は、「ジオ
パーク」を中学生にも理解してもらおうと、中学生向けの学習ハンドブックを10,000 部
作成。県内の全中学校の1年生や図書館などに配布した。
 ジオパークとは、地球・大地(ジオ:Geo)と公園(パーク:Park)を組み合わせた言葉
で、「大地の公園」を意味する。南紀熊野ジオパークは、本州最南端となる紀伊半島の南部
地域にあり、プレートの沈み込みに伴って生み出された異なる3つの地質体を見ることができ、
温暖湿潤な気候で多種多様な動植物も生息している。
 ハンドブックは「3つの大地と出会う」というタイトルで、A4判カラー、94 ページ。第1部
では、地盤が他の地盤に押し付けられた「付加体(ふかたい)」や力が加わってへこんだ地盤
に積もった「前弧海盆堆積体(ぜんこかいぼんたいせきたい)」、マグマが冷えて固まった「火
成岩体」の3つの地質体について説明。
 第2部では、熊野の信仰、温泉、地震や土砂災害、動植物などの歴史や文化、自然にふれ
ている。第3部では、100 か所以上あるジオパークの見所「ジオサイト」を紹介。最後に
野外観察のルールとマナーも紹介している。

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