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2018年3月14日

都立高入試、英語でスピーキング導入

 東京都教育委員会は昨年7月に設置された、東京都立高等学校入学者選抜英語検査改善検討委員会の提言を受け、
都立高校入試の英語に「話すこと」(スピーキング)のテストを導入する方針を明らかにした。2018 年度中に実施方法などを検討し、
早ければ20 年度入試から導入する。
 高校入試で英語を話す力を測る試みとしては、大阪府が17 年度の府立高校入試で英検などの成績を英語の点数に加算できるようにした。
また、福井県では18 年度の県立高校入試から、英検の成績を点数に加算することにしているが、都道府県教育委員会が独自に行うケースとしては、
全国でも初めてとみられる。
 新学習指導要領が全面実施される20 年度から、小学校5、6年生で英語が教科化され、 21 年度からは、中学校の英語の授業も
高校と同じように原則として英語で行われることになる。また、20 年度から導入される「大学入学共通テスト」の英語も、「聞く・読む・話す・書く」の4技能を評価する。
 しかし、これまで「話すこと」が高校入試などで評価されないため、小中高一貫した「話すこと」の指導に影響を与えていると、都の検討委員会は指摘。
都立高校入試の改革は、小中学校の英語教育で4技能を一貫してバランスよく指導することをうながすねらいがある。
 英語のスピーキングテストは、英語資格・検定試験を実施している団体と連携して、通常の
学力試験とは別日程で行う方針で、18 年度中にテスト方法などを公表。19 年度以降に試行のためのプレテストを実施する。

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