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2018年2月14日

チームで解決する力 日本の15歳好成績

経済協力開発機構(OECD)は、2015 年の学習到達度調査(PISA)のなかで初めて実施した、複数人のチームで問題解決に効果的に取り組むための能力を測定した
「協同問題解決能力調 査」の 結果を公 表。参 加52か 国・地域のうち日本はシンガポールに次いで2位、 OECD 加盟国 32か国中では1位だった。協同問題解決能力調査」は、
「チームメンバーの視点と能力を見いだす」「参加のルールに従う」などの力を測るのがねらいで、コンピュータで仮想の人物と協力して課題に取り組む。生徒は画面に示された選択肢から、
効率よく問題解決に向かうためにふさわしい会話を選ぶなどの形式だった。
 OECDは、加盟国の平均点が500点になるよう設定。日本の平均点は552 点で、トップレベルの生徒が突出して多いわけではないが、得点の低い生徒が他国と比べて少なかった。
また、参加国すべてで女子が男子より得点が高く、日本は女子が565 点、男子が539 点だった。
 同時に実施したアンケートで、他者との関係性に価値を見いだす生徒、授業中に対話・議論が重視されていると答えた生徒、他の生徒や親と良好な関係を保っている生徒は、
得点が高い傾向があったという。

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