2018年2月7日
大学入学新テスト試行 問題量増えて難化
大学入試センター試験にかわって 2020 年度に始める「大学入学共通テスト」の試行調査(プレテスト)が11月に実施され、その問題と結果(速報値)が公表された。
試行調査には、全国約 1,900 校の高校2、3年生のべ約 18万人が参加した。
新テストでは、複数の文章や資料をもとに答える問題を多く設け、全体的に問題冊子のページ数が現行より2割増加した。全問題の正答率は0.9 ~ 87.1%で、
過去3年のセンター試験の正答率は1%弱~9割超だった。
また、正答の数を示さずに選択肢のなかから正答をすべて選ばせる問題や、選択肢のなかに正答がない場合「0」をマークさせる問題など、新たな形式の問題が9科目で16問出題された。
このうち正答率が30%を超えたのは4問で、10%未満が3問あった。全科目で最低の正答率 0.9%だったのは、数学1・Aの正答をすべて選ばせる問題だった。
センターでは正答率が低い傾向について、問題が難しくなったというより、問題の質が変化したとみて、分析し、作問に反映させたいとしている。
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