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2017年9月6日

小学校英語教育 6年間の成果と課題

 2011 年度から小学校の高学年に「外国語活動」(英語教育)が導入され、6年が経過した。
国立教育政策研究所は、6年間の「外国語活動」の成果や課題を調査、結果をまとめた。
 調査は昨年10 ~ 11 月、先進的な英語教育に取り組んでいる教育課程特例校などの小学校
100 校、約15,000 人の児童から回答を得た。
 小学生の89.9%が「英語を使えるようになりたいと思う」と回答。55.7%の子どもが外国人
に話しかけられたら「英語で受け答えをする」と答えた。これについて同研究所は、「英語を使っ
たコミュニケーションへの意欲が育っている」と評価している。
 しかし、英語に関する授業の好き・嫌いの質問では、小5の6.6%が「どちらかといえばきらい」、
3.5%が「きらい」と回答。さらに、小6では、7.6%が「どちらかといえばきらい」、4.5%が
「きらい」と回答した。中学校で英語を教科として学ぶ前に、すでに1割近くの子どもが英語の
授業が嫌いになっていた。

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