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2017年8月2日

「遊びより勉強が大事」 子どもの価値観に変化

 博報堂生活総合研究所は子どもを対象に、10年ごとにほぼ同じ質問内容のアンケートを行う
「こども20 年変化」を実施。調査は1997 年、2007 年、2017 年の3時点で、首都圏の小学
校4年生から中学校2年生までの800 人(初回のみ1,500 人)を対象に、子どもたちの意識や
行動の変化をまとめた。
 自分のくらしの豊かさや幸福感の質問では、「自分のくらしは豊かな方だ」が65.7%→72.8%
→82.0%、「自分は幸せな方だ」が77.6%→85.8%→91.4%と、いずれも過去最高となった。
また、「遊びと勉強とではどちらの方が大事だと思うか」を二者択一で質問したところ、「遊び」
は62.7%→53.8%→41.9%、一方、「勉強」が36.5%→46.3%→58.1%となり、今回初めて
「勉強」が「遊び」を上回り、「勉強」は過去最高となった。
 家族との関係では、「お父さんは尊敬する人」が59.7%→63.6%→61.5%とほぼ横ばいだったのに
対し、「お母さんは尊敬する人」は54.8%→60.9%→68.1%と過去最高となり、
「尊敬する人」については、初めてお母さんがお父さんを上回った。
 情報への関心については、「はやっているもの(こと)を人よりも早く知りたい方だ」が
63.8%→53.6%→45.9%、「はやっているものを人よりも詳しく知りたい方だ」が62.7%→
49.1%→41.1%と、それぞれ過去最低となった。その一方で、「興味のある話は自分で調べる
方か、人に聞く方か」を二者択一で質問したところ、「自分で調べる」が38.8 %→51.1 %→
63.3%、「人に聞く方」が60.3%→48.9%→36.8%となり、2回目時点で逆転し、今回さらに
その差が開くかたちとなった。流行には影響されないが、自分が興味のあるものは自分で調べると
いった子どもたちの姿が浮かびあがった。

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