2017年6月21日
中高生の交通事故6割が「自転車」
2012~16年の5年間に交通事故で死傷した中高生は、約6割が自転車に乗っているときに
事故に遭っていることが、警察庁のまとめでわかった。事故が多いのは、4~7月の新学期開始
から夏休みまでと、9~11月。登校時間帯の7、8時台、出会い頭だった。
5年間の中学生の死傷者は計59,313人で、そのうち3 5 , 0 4 9 人が自転車に乗っていた。
学年別でみると、中学生では1年生がもっとも多い1 2 , 9 3 2 人。さらに、高校生では1年生だけで
約4割を占める31.270人にのぼる。1年生が多くなっている要因として、新入生が慣れない
通学路で危険な場所などに気づかず、事故に遭っていることが考えられる。
自転車で事故に遭った中高生、計109,969人の事故時の状況は、登校中が3 6 , 8 4 8 人、
下校中が2 2 , 5 7 5 人。事故形態は、出会い頭が6割を超える66,872人だった。
一方、小学生が交通事故に遭うのは、1、2年生は歩行中、3年生からは自転車乗車中が多く
なる。1年生は歩行中が4 3 % 、自転車乗車中が19%。2年生はそれぞれ37%、26%。これ
が3年生では自転車乗車中3 4 % 、歩行中2 8 %と逆転。学年が上がるにつれ、この傾向が
進んでいる。
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