2017年4月5日
今後の子どもの教育費 保護者の8割、負担感
現在の教育費用については保護者の半数以上、今後の教育費用については、8割以上が負担感を
もっていることが、日本生活協同組合連合会が全国の組合員を対象に行った「教育費や奨学金
制度に関するアンケート」で明らかになった。調査は、昨年9月から11月、インターネットで3,549件の
有効回答を得た。
現在の子どもの教育費用の負担感を上の子の就学状況別にみると、「かなり負担を感じる」と
回答したのは、小学生の保護者が14.1%、中学生29.9%、高校生(高専生を含む)42.9%、大学生
( 短大生、専門学校生、大学院生を含む)56.8%。高校生や大学生では、「かなり負担を感
じる」「やや負担を感じる」を合わせると、86.3%の人が負担を感じていた。
今後の子どもの教育費用の負担感は、就学前から大学生で、「かなり負担を感じる」「やや負担
を感じる」を合わせて80%を超えている。特に、上の子が高校生では、90%以上が負担を感じて
いるという結果が出た。
今後の子どもの教育費用の負担について、兄弟数が多くなると、「かなり負担に感じる」と答える
割合が高くなる傾向があった。
また、子どもの奨学金の利用状況を聞いた質問では、利用しているのは全体で38.3%。年収別
では200万円未満では54.4%が利用。一方、1,200万円以上では3割を下回っていた。
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