2017年2月14日
国立大学入試 記述2種類必修に
国立大学協会入試委員会は、2020年度からの大学入試改革について、文系・理系を問わず
国立大学の全受験生に対し、国語を基本に80字以内の短文形式と、より字数が多い形式の
計2種類の記述式問題を課す方針案をまとめた。受験生は、大学入試センター試験に代わる
新共通テストか、その後に各大学が行う2次試験のいずれかの段階で必ず受けることになる。
文部科学省は、新テストの国語の記述式について、①80字以内の短文の中難度の問題(大学
入試センターが委託した民間業者が採点)と、②解答文字数が80字より多い中高難度の問題
(大学が採点)の2パターンの案を国立大学協会に示していた。
入試委員会の案はこれをさらに進め、新テストの①の短文形式を必須とし、そのうえで、より字数
が多い記述式問題については、新テストの②を活用。2次試験では、大学入試センターが別途作問
して提供するか、複数の大学が共通問題を作問、あるいは、各大学が自前で作問するかのいずれか
を採用するとしている。
また、将来の目標として、全大学が2次試験で自前で作問した「高度な記述式」を課すことを
目指すことも掲げている。
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