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2016年7月6日

小学生向けに 薬物乱用防止指導資料

 横浜市教育委員会は昨年12月から今年2月にかけて、市内の小学校5年生と中学校2年生を対
象に「薬物・たばこ・酒」に関する意識調査を実施。調査の結果、脱法ハーブや危険ドラッグを手に
入れようとした場合に手に入るかという問いに、小学生の70.6%、中学生の84.9%が「簡単に
手に入る」または、「苦労するが手に入る」と思っていることがわかった。
 使用については、小学生の95.4%、中学生の92.0%が「絶対に許されない」と回答。その一方
で、小学生の0.1%、中学生の0.2%が「使っても構わない」、小学生の2.3%、中学生の5.6%が
「個人の自由」と答えた。また、たばこを吸ってみたいと思ったことがあるのは、小学生が3.9%だったのに対し、
中学生は6.6%。酒を飲みたいと思ったことがあるのは、小学生が31.4%、中学生は44.3%に上った。
 こうした現状を受け、市教育委員会は今年度中に、小学校6年生を対象にした、危険ドラッグの
正しい知識や理解を図るための指導資料を作成することを決めた。現在、市立小学校で実施して
いる薬物乱用防止教室で使用している教材をベースに、「薬物使用の危険性」などをクイズ
形式で問い、理解を深めるようにする予定だという。
 また、来年度以降は、小学校5年生を対象にした薬物、飲酒、喫煙の危険を啓発する教材開発も
予定していて、小学校段階からの継続的な学びを目指していく。

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