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2016年6月22日

中高生が先端科学体験 目指せ! 未来の科学者

 千葉市教育委員会は、科学に高い興味関心を持つ市内在住・在学の中高生を対象に、「千葉市
未来の科学者育成プログラム」を提供している。大学や研究機関、企業などの先端科学技術を
体験することにより、未来の科学者を目指す意欲を高めようというもの。
 コースは4つ。① 探究支援コースは中学生を対象に、個人研究のレベルアップを目指して学習する。
実施会場の一つ、千葉県環境研究センターでは、同センター職員が「県の地質~液状化
現象・地下水」をテーマに講義する。
 ②市立千葉高校SSH(スーパーサイエンスハイスクール)コースも中学生が対象で、主に市立
千葉高校で理科や数学を学習。生物学講座「オオカナダモの原形質流動」は、ミジンコやミドリムシ、
ゾウリムシなどの珍しい微生物を双眼顕微鏡で観察する。
 ③千葉大学連携コースは中学校2年生から高校生が対象で、主に千葉大学を中心に高度な科学に
ついて実験をしながら学習。「共振現象を見よう」では、一人ずつ実験を進めながら、弦が共鳴する
周波数を見つける。
 ④生命・医療系コースも中学校2年生から高校生が対象で、「生命」を中心に、医学、医療の現場、
動物の生態学について学ぶ。市科学館で行われる「かずさDNA研究所によるDNAの抽出実験」では、
同研究所員と動物のDNA抽出実験などを体験する。
 各コースは、6月1 8日から来年の1月まで、11の必修講座と8から9の選択講座を受講。1月には
成果発表が行われ、修了証書と優秀賞が授与される。

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