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2016年4月20日

高校生の保護者7割 進路助言「難しい」

 高校生の保護者の約7割が、子どもの進路選択のアドバイスが「難しい」と考えていることが、
リクルートマーケティングパートナーズと全国高等学校PTA連合会の合同調査、「高校生と保護
者の進路に関する意識調査2015」でわかった。調査は、昨年9~10月、9都道府県の公立高校
2 6 校の高校2年生1 8 8 7 名と、その保護者1584名から回答を得た。
 保護者と進路について「話す」高校生は78.5%。高校生が進路選択を考えるときの気持
ちは、「楽しい」が2 2 . 3 %に対して「不安」が72.2%。「楽しい」と考えるのは、保護者と
「話す」高校生のほうが「話さない」高校生より9.5ポイント高かった。
 一方、進路選択のアドバイスが「難しい」と感じている保護者は70.8%に上った。アドバイスが
難しい理由の1位は、「入試制度をはじめ最新の進路情報を知らないから」が47.5%で、前々回
調査(2011年)から3回連続で増加し、調査を開始した03年以降、初めてトップとなった。
 以下、2位は「社会がどのようになっていくのか予測がつかないから」45.9%、3位は「家庭の経
済的な理由で、子どもの進路の選択肢を狭めざるを得ないから」28.4%。社会の動向や、入試の
変化の激しさに戸惑う保護者の姿が浮かんだ。

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