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2013年12月13日

大学入試改革 センター試験廃止へ

 大学入試改革を検討している政府の教育再生実行会議は、大学入試センター試験を廃止し、新たに「達成度テスト(仮称)」の創設を提言。新たに創設される高校在学中の到達度テストを「達成度テスト・基礎レベル」とし、現行の大学入試センター試験を「達成度テスト・発展レベル」として、一体運用していく方向で調整を進めている。
 素案では、高校段階の達成度テストは基礎的な科目から出題され、大学の一般入試には直接利用しないが、成績は推薦入試やAO入試で参考にしてもらう。一方、センター試験に代わるテストでは、結果を1点刻みの点数で示すのではなく、一定幅の段階評価とし、生徒は複数回受けることができるようにする。そのうえで、大学ごとの2次試験は面接や論文を重視するよう求めていく。
 実行会議では、センター試験を手直しした新テストと、高校生の基礎学力を把握する試験を別々に導入する方向で検討を進めてきたが、「高校生の負担になり、現場が混乱する」との異論があったため、「到達度テスト」として一本化し、大学入試のあり方を抜本的に見直すことにした。