2016年1月6日
小学校のいじめ 再調査で過去最高
文部科学省は、2014年度のいじめについて再調査の結果を発表した。それによると、前年
度を約2,000件上回り、小学校は122,721件で過去最多となった。
小・中・高、特別支援学校で認知されたいじめ件数は、前年度より増加して188,057件。調査
のやり直し前の結果に比べて、約30,000件増加した。学校種では、中学校は前年度より
2,279件減り52,969件、高校11,404件、特別支援学校963件だった。
小学校では、低学年で認知件数が増え、14年度と12 年度の学年別を比較すると、1年生が
5.8倍、6年生は2.4倍と大きな開きがあった。
全国での1,000人当たりの認知件数は、13.7件となり、前年度より0.3件増。都道府県別では、
佐賀県が一番低く2.8件。一方、最多となったのは京都府の85.4人だった。再調査の前後で数
値を比べると、これまで高かった自治体は減少または高止まりで、調査前に件数が低かった自
治体は増加する傾向が見られた。
また、都道府県間での高低の開きは、前回調査の83.2倍から30.5倍に縮小したが、再調査
前は90.8倍あった。
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