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2015年12月9日

市独自の「算数・数学検定」10年間で約10万人受検

 千葉県木更津市教育委員会は、子どもたちの算数・数学に対する興味・関心を高めようと、
2005年から「算数・数学検定」を年2回(05年は1回)実施している。9月に行われた今年度の
第1回検定で2 0 回目を迎え、受検者は延べ99,000人を超えた。
 検定の対象は、小学校3年生から中学校3年生で、1~9級の9段階。9級は小学校1、2年生、
8級は同3年生、7級は同4年生と、2級までは各学年の終了レベル。1級は応用問題が中心で、
“数学マイスター”として自慢できる「スーパー中学生レベル」。
 算数や数学が苦手な子どもには、過去の内容を確認させ、得意な子どもには一足先の学習内
容の問題に挑戦させるというねらいで、学年にかかわらず、好きな級を何度でも受検できる。
小学生で中学生レベルに挑むことや、中学生が小学生レベルを受検することも可能で、100点
満点中、おおむね70点程度で合格。合格者には認定証が交付される。
 11年度からは、小中学生だけでなく、家庭、地域からも学習意欲の喚起を図る目的で、市民
受検を始めた。
 問題は、検定のたびに新しいものを検定実行委員会に所属する市内の教員が作成。
事前の勉強に役立てるため、過去問もある。
 市教育委員会まなび支援センターは、算数や数学が苦手な生徒をフォローできているとし、
どのような問題で間違いやすいかといった傾向もわかってきたので、学校にうまくフィードバック
していきたいと話している。

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