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2015年10月21日

教科枠を超えた学力調査 県内全小中学校で実施

 山形県教育委員会は来年度から、国語、社会、理科、算数などの教科の枠を超えた新しい
タイプの学力調査を、県内すべての小中学校で実施することを決めた。現在の中学1年生から対象
となる新しい大学入試などをにらみ、「探究型」「教科横断型」の学力育成を促す試みだという。
 独自の学力調査は、来年10月、小学5年生と中学2年生全員に実施。小5は国語・社会・算数・
理科の4教科を合わせた問題や、国語・社会、算数・理科の合教科型など4つの大問を設定。
中2は国語・社会・数学・理科・英語の5教科を合わせた合教科型や、国語・社会、数学・理科の
合教科型、特定の教科の枠を超えた総合型など5つの大問を出題する。
 テストは、たとえば芋煮会でクラス人数分の具材の分量を計算したり、給食の時間に
間に合うように調理開始時間を割り出したりするなど、生活に即した問題を中心に出題する。
 県教育委員会は、今年度から県内18の小中学校を推進校として、教科の枠を超えて課題を
解決する「探究型学習」に取り組む。さらに、独自学力調査の試験段階として、来年1月に
これら18校で試行テストを行い、データを集める予定だという。

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