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2015年8月10日

親学講座、啓発グッズで家庭教育支援を強化

家庭の教育力の低下が指摘されるなか、静岡県教育委員会は、昨年10月、「静岡県家
庭教育支援条例」を制定。家庭教育の支援を強化するため、「親学講座」の開催やクリア
ファイルなどの啓発グッズの作成を始めた。
 県教育委員会の家庭教育調査では、子育ての悩みや不安を抱いている保護者が
7 3 % に上った。また、「気持ちを理解して話を聞いてもらう機会」を5 7 % が求めている
などの実態が浮かび上がった。
 親学講座は、小中学校の就学時健診や入学説明会など、すべての保護者が集まる機会で
の実施を想定。学校職員やPTA役員、家庭教育支援員らが講師となり、子どもの生活習慣
の改善やコミュニケーションなどの大切さを伝える。
 クリアファイルは、小学生、中学生それぞれの保護者向けに作成し、親学講座の機会
などに配布する。小学生版は、起床やあいさつなどができたか、親子で確認できるように
すごろく形式になっている。中学生版は、親子のスマホ使用ルール設定の奨励などの
メッセージが入っている。

関連リンク:http://gakken-juku.com/news_parents/