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2015年7月21日

就寝時間が遅い子ほど 「自分が好き」低い傾向

 生活習慣の乱れが学習意欲や体力、気力の低下の要因の一つと言われるなか、寝る時間
が遅い子どもほど、自分のことが好きと回答する割合が低いという調査結果を、文部科学省
が発表した。
 調査は昨年11月、全国の小学校5年生~高校3年生を対象に公立校8 0 0 校を抽出し
て実施。約23 ,0 0 0人から回答を得た。
 翌日に学校がある日、午後10時までに寝る小学生は4 9 %、中学生では午後11時以降が
5 7 % 、高校生では8 4 % 。さらに、深夜0 時以降に寝ている中学生は2 2 % 、高校生は
47 % に上り、学校段階が上がるにつれて、睡眠不足と感じる子どもの割合が増える傾向
がみられた。
 なんでもないのにイライラするかどうかについても、学校段階が上がるにつれて
「よくある」「ときどきある」の割合が高くなり、高校生が最も多く、「よくある」が1 4 % 、
「ときどきある」が29 %。中学生は「よくある」が12 %、「ときどきある」が2 3 %だった。
 就寝時刻と「自分のことが好きだ」との関係では、中学生では「どちらかといえば」を
含めて、午後9時までに寝る子は4 4%だったのに対し、午後0時以降に寝る子は3 3 % に
とどまった。「なんでもないのにイライラする」も、小学生と中学生では、おおむね就寝
時刻が遅いほど、イライラすることの割合は高かった。
 こうした結果から、睡眠の乱れと心身の不調に一定の関係がみられるとして、文科省は
早寝早起きを呼びかけている。

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