社会はめまぐるしく変化しています。第4次産業革命ともいわれる情報化社会、人工知能(AI)など科学技術の発達、さらなるグローバル化……。このような変化の激しい時代には、既存の常識や過去の経験だけでは、通用しなくなってきます。状況に合わせて臨機応変に対応できる力や、実際の生活の場面で知識を活用できる力などが求められるのです。
そうした背景をもとに、これからの時代を生きる子どもたちに求められる学力観は変わりつつあります。2020年度から順次全面実施される新しい学習指導要領では、知識の習得とともに「思考力・判断力・表現力」や「学習意欲」が重要視されます。
これらの新しい学力を伸ばすには、どうしたらいいのでしょうか?
学研CAIスクールでは、いち早く、「思考力・判断力・表現力」を見える化した学力診断、「明日の学力」診断(あすがく)を取り入れました。学研CAIスクールの会員は、年に2回受検できます。詳細な診断と「どうすれば学力が伸びていくか」のアドバイスが受けられるので、確実に力がついていきます。
「明日の学力」診断とは
「思考力・判断力・表現力」を見える化した学力診断です。
グローバル化や技術進歩が加速するなか、今の小・中学生には将来役立つ力として「思考力・判断力・表現力」などが必要といわれています。
大切なのは、それらの必要な力が「今、どの程度ついているのか」、そして「これから、どう伸ばすのか」を知ること。そのために「3つの力(学ぼうとする力・学ぶ力・学んだ力)」を診断し、これからの指針となるものが求められています。それが「明日の学力」診断です。
3つの力=「明日の学力」
- 学ぼうとする力 新しい課題を自分で考えて解決していこうとする意欲
- 学ぶ力 今ある知識を活かして解決の方法を考えて実行する力
- 学んだ力 新しく習得した知識
特長1 構成 2つの調査があります。
テストとアンケートの2つで、今の学力だけでなく、思考力・判断力・表現力や学びに向かう姿勢を測ります。
1「学ぶ力・学んだ力 調査」
自分の言葉で書く問題を中心に思考力・判断力・表現力を評価、診断します。
- 1 正解が1つではない問題を出題!
- 2 国語・算数・理科・社会の学習内容と、教科にとらわれない問題!
例題
たかしさんのクラスでは、学校で開かれるバザーのポスターを作ることになりました。次の【ポスターにのせる内容のメモ】と【ポスター案】を読んで、あとの問題に答えましょう。
- (1)
- 【ポスター案】を作るときに、行事の内容を「バザー」「食べ物コーナー」「遊びコーナー」の3つに分けました。【ポスター案】の①~③にはどの言葉が入りますか。【ポスターにのせる内容のメモ】のの中からそれぞれ1つずつ選び、書きましょう。
- (2)
-
クラスで話し合いをしたところ、たくさんの人に来てもらうため、ポスターに次の内容を入れようという意見が出ました。あなたはこの中のどれを入れるとよりたくさんの人が来てくれると思いますか。1つ選んで解答用紙に〇をつけ、選んだ理由を書きましょう。
- ・学校のまわりの地図
- ・昨年のバザー写真
- ・バザーに出される品物の写真
解答例
- (1)
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①手作り品 ②おだんご ③たからさがし
- (2)
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選んだもの:学校のまわりの地図
理由:学校の場所を知らない人でも、地図が場所でわかれば参加しやすくなるから。選んだもの:昨年のバザー写真
理由:実際のバザーの様子を見て楽しさが伝われば、参加したいと思ってもらえそうだから。選んだもの:バザーに出される品物の写真
理由:品物の写真があれば、バザーで売られる品物がどんなものかがわかり、参加しようとする気持ちがわくから。
Point あ の中にある言葉が、「バザー」「食べ物コーナー」「手作り作品」のどれに当てはまるか「判断する力」が必要になります。
Point 自分がポスターを見る立場だったら、どんな情報が載っているポスターだと参加したい気持ちになるか考えながら書くことが大切です。
2 学ぼうとする力 調査
アンケート形式で、学ぶ意欲や自分の学び方、学力に対する自己評価を診断します。
回答結果は4つのカテゴリーに並べ替えられるのでお子さまの学習行動の特徴を把握しやすくなっています。
- 4つのカテゴリー
-
- 1 学びへの意欲
- 2 学習方法
- 3 学習習慣
- 4 自己評価
特長2 採点方法 アドバイスつきの添削型採点です。
答案は○×だけでなく、1問ずつにアドバイスがつきます。足りない部分や間違っている部分は、ていねいなアドバイスがつくので、次の学び・やる気にもつながります。
特長3 診断結果 詳細な成績表と、次につながる学習アドバイス。
個人成績表では、得点や順位をはじめ、それぞれのテストの総合集計がグラフやチャートでわかりやすくまとめられます。