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2014年12月11日

中学生の半数ネットで家庭学習

 中学生の約半数が、家庭学習にパソコンやインターネットなどを利用していることが、eラーニングシステムのデジタル・ナレッジの調査でわかった。調査は9月、小学生から高校生の子どもを持つ3 0 ~ 5 0 代の母親10 0人を対象に実施。
 調査の結果、小学生は3 5 . 3 % 、中学生は4 5.5%、高校生は30.3%が家庭学習にパソコン・インターネットを利用。中学生の約2人に1人が利用していることになる。利用内容としては、「調べもの」が4 5 . 9 % ともっとも多く、「通信教育」18.9 %、「教材ソフトを使った学習」13 . 5 %、「オンライン学習」5 . 4% などが続いた。
 一方で、パソコン・インターネットを利用した家庭学習に対する好感度は、「大変好ましい」「やや好ましい」が2 012 年の前回調査の36%から23%に減少。「好ましくない」「あまり好ましくない」が21% から2 8 % に増加した。保護者側の受けとめ方がやや厳しくなっていることがうかがえる。
 課題として、「学習ついでにゲームや勉強以外の時間が増えそう」「検索・調べものは便利だが本当の学力になるのか心配」など、学習に集中できる仕組みづくりや学力・思考力低下を懸念する声が多くあがった。

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