これだけは知っておきたい教育NEWS

2014年5月5日

市立小中学校で「土曜授業」試行

茨城県つくば市教育委員会は、今年度から市立小中学校で、土曜に3時限ずつ年間4日程度で計12時限前後の授業を試行的に導入する。土曜授業をすることで、地域住民と連携した授業などをしやすくするためという。一方、気温が上がる夏休み前の5日間は、従来の6時限から午前中のみの4時限とし計10時限削減する。これまでも、土曜日に学校行事や授業参観などを設け、平日に代休をあてることはあったが、今年度からの土曜授業は教育課程内の授業として位置づけ、代休は設けない。
土曜の授業内容は、各校が地域の実情を踏まえ独自の内容にできる。通常授業のほか、市内に住む各分野の専門家を講師として招いたり、住民が自由に参観できたりする公開授業もできる。
文部科学省の調査では、2 012 年度に全国の公立校で土曜授業を実施したのは、小学校が8 . 8 % 、中学校が9 . 9 % だった。回数で最も多かったのは、小学校では年に3回以下が5 0 . 0 % 、中学校は年4~10 回が4 4 . 0 %だった。