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2017年4月26日

大学生が中学生に 消費者教育

 岡山県は、自立した消費者の育成を目指して、2015年度から「幼小中高生向け消費者教育プロ
グラム開発事業」を実施している。その一環として今年2月、大学生が講師となって中学生に消費
者教育を実施した。
 指導したのは、岡山大学法学部の大森秀臣教授とゼミの学生たち。県内の中学校3年生の社会科
(公民)の授業で、コンサートのチケットの売買が法的に認められるかについて、生徒たちに事例を
紹介しながら議論を通して考えてもらい、「契約自由の原則」の限界と、現行法でのそれらのあつ
かいを学んだ。
 使用した教材は、県教育委員会や県消費生活センター、学識経験者による「消費者教育教材研
究会」が開発。発達段階に応じて法的リテラシーをふまえた消費者教育教材を作成するために、モデ
ル授業を実施している。
 同研究会では、幼児向け紙芝居「ももたのおかいもの」や、小学生向け教材「オンラインゲーム
授業パック」、中学・高校生向け教材「契約授業パック」を作成。教員への消費者教育講座などでも
利用している。

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