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2017年1月24日

PISA科学・数学は改善 読解力低下

 経済協力開発機構(OECD)の2015年の学習到達度調査(PISA)で、日本の平均点は「科学的
応用力」が前回12年の4位から2位、「数学的応用力」は7位から5位に上がり、現在の調査方法に
なって以降、いずれも過去最高になった。一方、「読解力」は4位から8位に落ち、平均点も22点
下がった。
 調査はOECD加盟35か国を含む72か国・地域が参加。日本は全国の高校など1 9 8 校から約
6,600人が参加した。
 文部科学省は、読解力の順位低下の主な要因について、問題表示や解答が紙での筆記からコン
ピュータの使用に変わったことをあげ、操作などで不慣れな面があったためではないか、としてい
る。しかし、活字離れでまとまった文章を読む機会が減少したり、語彙量が不足したりといった実態
が読解力低下の原因とする専門家の指摘もあり、文科省は読解力向上に向け、小中学校用「指導
改善のポイント」を作成する。

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