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2017年1月3日

14歳の会話の相手 母親8割、父親5割弱

 2015年に14歳(中学2年生)になった子どもに、家庭での会話の状況を聞いた結果、
「学校でのできごと」について母親と話す子どもは8割以上だったのに対し、父親と話す子どもは、
5割に満たないことが、厚生労働省の「第14回21世紀出生児縦断調査(平成13年出生児)」でわかった。
調査は、2001年生まれの子ども約2,900人を対象に毎年実施し、成長に伴なう本人の変化や
家庭環境を継続して調べている。
 子どもの性別に母親と父親との会話の状況をみると、会話を「よくする」「ときどきする」と答えた割合は、
男子、女子とも会話の内容を問わず、母親との会話のほうが父親との会話より高くなっている。
 学校でのできごとに関する母親との会話では、「よくする」と答えた割合は男子は34.9%、女子は6 0 . 0 % 。
父親とは男子は1 3 . 2 % 、女子は16.2%と、男子と女子との間で大きな差がみられ、
「友だちのことについて」でも同様の傾向がみられた。
 また、子ども自身が考える進路に対する意識では、「大学卒業後に働くことを考えている」が男子41.9%、
女子40.9%でもっとも高く、次いで「具体的にはまだ考えていない」が男子31.1%、
女子25.3%。以下、男子は「高校卒業後に働くことを考えている」15.5%、女子は「高校卒業後は
専門学校・各種学校へ進み、その後、働くことを考えている」19.9%という順だった。

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