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2015年5月19日

日本人としての教養を 小中学校に教科「日本語」

 佐賀県鳥栖市教育委員会は、今年度から市内の全小中学校で市独自の教科「日本語」
を導入する。
 教科「日本語」は、日本の言語や文化に親しむことにより、日本語のもつ美しさや、日本人が
もっている感性、情緒を養い、日本人としての教養を身につけ、国際社会でも活躍できる人
材を育てることなどを目的としている。導入する自治体としては、全国で3番目となる。
 授業時間は、小学校1、2年生と中学校1年生は年間2 0 時間。小学校3~6年生と中学校
2、3年生は年間3 5時間。小学校では国語や生活科、総合的な学習の時間を、中学校では
総合的な学習の時間を充てる。授業では、市が独自に作成した教科書を使用し、評価は、目標
に照らして子どもたちの学習の様子やどのような力がついたかを文章で記述する。
 市教育委員会は、現在の教育的な課題として、子どもたちの読解力・表現力など国語力の低下
や、国際化に対応する表現能力の必要性、郷土愛の低さなどをあげ、教科「日本語」の小中
一貫教育を解決方法の柱の一つとして位置づけている。

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