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2015年3月25日

「勉強が好き」小学生6割、中学生4割弱

 小中学生に勉強について聞いたところ、勉強が「好き」と答えた小学生は6 2. 0 % だっ
たのに対し、中学生は3 7. 6 % にとどまることが、ベネッセ教育総合研究所の「小中学生
の学びに関する実態調査」でわかった。調査は、昨年2~3月、小学4 年生から中学2 年
生の児童生徒と保護者計5 4 0 9 組を対象に実施。
 勉強が「好き」(「とても」+「まあ」以下同様)と答えたのは、小学4 年生が6 6. 8 %で
最も多く、学年が上がるにつれてその割合が下がり、最低は中学2年生の3 6 .6 %だった。
 小中学生共通の学習を進めるうえでの悩み
では、「上手な勉強のやり方が分からない」と回答した小学生は39.9%、中学生は54.7%。
成績上位層の中学生でも29.9%が「分からない」と回答し、下位層では75.0 %に上った。
 「どうしても好きになれない教科がある」は、小学生60. 2 %、中学生66. 3 %。小学生と
中学生で各教科を「好き」と答えた割合を比較すると、国語は小学生6 6 . 9 % 、中学生
60. 1%と減少幅が小さい。一方、算数・数学は小学生71.0%、中学生61.0%、理科は小学生
8 3. 5 % 、中学生6 4. 7 % と、減少幅が大きくなっている。また、小学校での外国語(英語)は
7 9 . 8 % の小学生が「好き」と答えているが、中学生で英語が「好き」と答えたのは6 2. 7 %
だった。
 さらに、過半数の中学生が悩んでいることは、「やる気が起こらない」55.5%、「テストで
よい点がとれない」52.7%だった。

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